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部活動などにおける身体の痛みについて

2023.08.08 | Category: スポーツ障害

夏休みは授業がなく、部活動などの練習量が増える時期です。

特に、新一年生は日常の練習に慣れてきたころであると同時に、今まで蓄積されてきた筋肉疲労から身体の痛みが現れやすい時期でもあります。

怪我をした覚えがないのに身体に痛みがあるため整形外科などを受診したところ、特に原因となる異常所見がなかったという例はめずらしくありません。

運動不足で筋肉が硬くなることとは逆に、運動によって筋肉が硬くなることはなかなか理解してもらえない事でもありますので運動によって筋肉が硬くなることと、関節可動域が低下することについて少し説明させて頂きます。

 

1. 筋肉疲労

運動をする際に筋肉にかかる負荷やストレスにより、筋肉繊維が損傷を受けることで起こる状態です。運動が続くと、筋肉は休息を取ることなく使用されるため、疲労が蓄積していきます。

 

2. 筋肉の硬化

筋肉が疲労すると、その部位の筋繊維に微小な損傷が発生します。この損傷が回復する過程で、筋肉が硬くなることがあります。硬くなった筋肉は本来の柔軟性を失い、運動時に適切な動きを行うのが難しくなります。

 

3.関節可動域の低下

筋肉が硬くなると、その周辺の関節も制限されることがあります。筋肉は関節を支える役割を果たしており、筋肉の硬化によって関節の可動域が制限されることで、運動時の動きが制約されることがあります。

 

4.疼痛の誘発

筋肉の硬化と関節可動域の低下は、運動時に負担が増加し、関節や周囲の組織に過剰なストレスがかかる原因となります。これによって、運動時に痛みや不快感が発生することがあります。さらに、疲労した筋肉は正しく機能せず、不適切な姿勢や動作が増えることも痛みを誘発する要因となります。

 

このような、運動によるパフォーマンスの低下の予防と対策は運動前後の適切なウォーミングアップとクールダウンです。

練習による筋疲労の回復のため適切なストレッチやリラックス法を取り入れ筋肉の柔軟性を保つことが重要です。

 

また、なかなか改善しない痛みはお近くの鍼灸院や接骨院をうまく活用することも一つの方法です。

お困りの症状などございましたらお気軽にご相談下さい。

こむらがえりとツボ

2022.10.03 | Category: スポーツ障害,東洋医学

NHKラジオ「マイあさ」で再放送依頼が多かったという、「こむらがえりとツボ」について参考までにまとめてみました。

・足三里

 

・三陰交

 

・太衝

(引用:TSUBOnet)

 

番組で紹介されていたこれらのツボ以外にも、「委中」や「承山」など他にも効果的なツボがありますのでご自身に効果的なツボをさがしてみるのも良いかと思います。

「こむらがえり」でお困りの方を施術させていただくと、おおむね下腿部の筋肉が過度な緊張な状態にあります。 急な運動後や習慣的にウォーキングしている方などに多く、筋肉は使用後にも緊張状態にありますのでストレッチやマッサージ等で筋肉の緊張や疲労を抜いてあげることが効果的です。

 

#NHK#マイあさ#こむらがえり#鍼灸

 

膝の痛み(部位による原因と対策)

2022.09.27 | Category: スポーツ障害

<膝の痛みと原因>

新型コロナウイルスの蔓延から控えられていたマラソン大会などの各種イベントも徐々に再開されるようになってきており、本格的な練習を再開された方が増えてきております。 それに伴い、急な練習による膝のトラブルで病院を受診される方も増加しているようです。 膝の痛みは、前途のようなオーバーユースによるものから膝関節自体の消耗や損傷によるものまで様々です。 原因によりその治療や対処法は異なってきますので、まずはご自分の痛みの原因を正しく理解していただけたらと思います。

 

症状① ひざの内側が痛い

日本人の骨格はO脚の傾向が強く見られるため、ひざの内側に負担がかかりやすいと言えます。また、ひざの内側には筋肉が集まっている部位があり、そこが炎症を起こすことで内側に痛みを感じることもあります。

 

■原因として考えられる病気

・変形性膝関節症

ひざ関節の軟骨がすり減ることで、ひざに痛みが生じる進行性の疾患です。主な原因は加齢で、一般的には60~70歳代にかけて発症する方が増えてきますが、過去にひざの怪我などをしている場合は、若いうちから痛みを感じ始める方もいらっしゃいます。日本人の骨格はO脚の傾向が強く見られるため、内側型の変形性膝関節症を呈することで、ひざの内側に痛みを感じます。

 <なりやすい人>

60~70歳代の人、過去に靭帯損傷や半月板損傷、骨折など、ひざのケガをしている人、O脚の人など

 

・半月板損傷

半月板は、運動や怪我などによってひざに強い衝撃がかかることで損傷します。ひざへの衝撃を吸収する半月板にヒビが入ってひざの周辺組織が炎症を起こし、痛みを感じるようになります。半月板はひざの内側と外側にそれぞれあり、内側の半月板を損傷するとひざの内側に痛みが出ることがあります。

<なりやすい人>

バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツをしている人、サッカーなど、急な切り返しの動作が多いスポーツをしている人など

 

・鵞足(がそく)炎

「鵞足」は脛骨というスネの骨の内側に位置し、ひざの曲げ伸ばしに関係する複数の筋肉がついている部位で、この部位で起こる炎症が鵞足炎です。運動前のストレッチを怠ることや過度なランニングなどによってひざに負担がかかることで発症します。

 <なりやすい人>

トラック競技などの走るスポーツをしている人、運動前のストレッチを怠る人など

症状② ひざの外側が痛い

ひざの外側にある靭帯などが原因で痛みが出る場合があります。またX脚の方は、ひざの外側に負担がかかりやすく、痛みが出る場合があります。

 

■原因として考えられる病気

・腸脛靭帯炎(ランナー膝)

ひざへの負荷が繰り返されることによって、ひざの外側にある腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が骨に擦れて痛みが出ます。スポーツ(マラソン、水泳、バスケット、バレーなど)や、長距離を歩いたり重量物を運搬する仕事など、ひざへ繰り返し負荷がかかるに動作が多い方に起こる可能性があります。

 <なりやすい人>

トラック競技などの走るスポーツをしている人、重量物を運搬する仕事をしている人など

 

・変形性膝関節症

X脚で外側型の変形性膝関節症を呈すると、ひざの外側に痛みを感じることがあります。しかし、日本人の場合は内側型の変形性膝関節症がほとんどで、外側型は少数と言われています。

 <なりやすい人>

60~70歳代の人、過去に靭帯損傷や半月板損傷、骨折など、ひざのケガをしている人、X脚の人など

 

症状③ ひざの裏が痛い

ひざ裏の痛みの原因のほとんどは骨や関節、靱帯が何らかの原因で損傷、または炎症を起こしたことによるものと考えられます。

 

■原因として考えられる病気

・半月板損傷

半月板の損傷箇所が後方(ひざ裏)の場合は、ひざの裏に痛みが出ます。

 <なりやすい人>

運動でひざに強い衝撃がかかることがある人(ジャンプの着地や急な切り返しの動きなど)

 

・ベーカー嚢腫

ひざの裏にある関節液(滑液)を含んだ滑液包が炎症を起こし、膨らむ疾患です。過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり、圧迫感や痛み、腫れなどが生じます。悪性の腫瘤ではありません。

 <なりやすい人>

関節リウマチの持病がある人、変形性関節症の持病がある人、運動などでひざを酷使する人など

症状④ ひざの皿の下が痛い

ひざの皿の下の痛みは、スポーツでひざに負担がかかりすぎた場合に起こることがあります。

 

■原因として考えられる病気

・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

ひざへの負荷が繰り返されることによって、ひざのお皿(膝蓋骨)とすねの骨(脛骨)の間にある膝蓋腱(しつがいけん)が炎症を起こし痛みが出ます。ジャンプなどのひざに負担がかかる動作によって発症することから、「ジャンパー膝」とも呼ばれています。

 <なりやすい人>

バレーボールやバスケットボール、走り高跳びなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツをしている人、サッカーなど切り返し動作を繰り返すスポーツをしている人、トラック競技など、走る動作が多いスポーツをしている人など

症状⑤ ひざを曲げ伸ばしすると痛い

ひざの曲げ伸ばしで痛みを感じる場合は、骨や関節以外に免疫や血液などの異常が原因のことがあります。

 

■原因として考えられる病気

・関節リウマチ

免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じる疾患です。症状が進行すると軟骨や骨が破壊され、関節が変形してしまいます。関節を曲げ伸ばしして動かすと、痛みが強くなります。

 <なる可能性がある人>

30~50歳代の女性に多く発症すると言われていますが、明確な原因はまだわかっていません(家系内で遺伝する場合もあります)

 

・骨腫瘍

骨に生じる腫瘍で、ひざを動かすときに痛みが生じます。良性腫瘍と悪性腫瘍があり、大半の場合は良性です。悪性の場合は転移する恐れがあるため、早急な治療が必要になります。

 <なる可能性がある人>

家系内で遺伝する場合がありますが、明確な原因はまだわかっていません

 

・痛風

体内で尿酸が過剰になることで関節にたまって結晶化し、炎症を引き起こす疾患です。プリン体が多く含まれるビールなどのアルコール飲料の摂り過ぎが、原因としてよく知られています。

 <なりやすい人>

アルコールをよく飲む人、肥満の人など

・変形性膝関節症

・半月板損傷

痛みが続く場合は、まず病院で検査を

ここまでひざの痛みの症状別に、原因と考えられる病気について解説してきました。しかし、実際に診察してみないことには痛みの原因は特定できません。運動のし過ぎなどでひざが一次的に痛んでいる場合は、安静にすることで痛みが改善することもありますが、疾患によっては痛みを放置することで症状が進行・悪化してしまうこともあるので、注意が必要です。ひざの痛みが1カ月以上続く場合や、痛みがだんだん強くなってきている場合は、一度クリニックを受診し、ひざの検査・診断を受けていただくことをお勧めします。

(出典;幻冬舎 GOLD ONLINE 東京膝関節症クリニック院長 古屋智之監修)

当院では、病医院での診断名やお困りの症状をお伺いし、症状に応じて鍼、リラクゼーションやストレッチ等で膝の治療をしております。 長引く膝の痛みでお困りの方はお気軽にご相談下さい。

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