加齢による膝の痛みと運動による膝の痛み
(画像:写真ACより引用)
加齢による膝の痛みとスポーツによる膝の痛みは、原因や症状が異ります。
加齢による膝の痛みは、関節軟骨や半月板の摩耗が原因で発症する「変形性膝関節症」がよく見られます。関節軟骨がすり減ると滑膜の細胞が刺激されて炎症を起こし、膝が腫れたり熱を持ったりします。加齢に加えて肥満も原因となるため、ウェイトコントロールや膝の筋肉の鍛錬が予防に役立ちます。
一方、スポーツによる膝の痛みは、ジャンプの着地や衝突などによるけがや、繰り返しの負荷によるスポーツ障害などがあります。激しい運動などで膝に強い衝撃がかかると半月板にヒビが入ったり、靭帯や腱の組織が損傷したり炎症を起こしたりして痛みを引き起こします。また、加齢によって半月板が変性し、ちょっとした衝撃で損傷が起こりやすくなるため注意が必要です。
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膝の痛みは年代によっても異なり、10代は成長期の痛み、20~30代はスポーツによる外傷などが原因となります。痛みの程度にかかわらず、症状の悪化や再発防止のためにも専門医を受診することをおすすめします。
麒麟堂鍼灸整骨院
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