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膝の痛み(部位による原因と対策)

2022.09.27 | Category: スポーツ障害

<膝の痛みと原因>

新型コロナウイルスの蔓延から控えられていたマラソン大会などの各種イベントも徐々に再開されるようになってきており、本格的な練習を再開された方が増えてきております。 それに伴い、急な練習による膝のトラブルで病院を受診される方も増加しているようです。 膝の痛みは、前途のようなオーバーユースによるものから膝関節自体の消耗や損傷によるものまで様々です。 原因によりその治療や対処法は異なってきますので、まずはご自分の痛みの原因を正しく理解していただけたらと思います。

 

症状① ひざの内側が痛い

日本人の骨格はO脚の傾向が強く見られるため、ひざの内側に負担がかかりやすいと言えます。また、ひざの内側には筋肉が集まっている部位があり、そこが炎症を起こすことで内側に痛みを感じることもあります。

 

■原因として考えられる病気

・変形性膝関節症

ひざ関節の軟骨がすり減ることで、ひざに痛みが生じる進行性の疾患です。主な原因は加齢で、一般的には60~70歳代にかけて発症する方が増えてきますが、過去にひざの怪我などをしている場合は、若いうちから痛みを感じ始める方もいらっしゃいます。日本人の骨格はO脚の傾向が強く見られるため、内側型の変形性膝関節症を呈することで、ひざの内側に痛みを感じます。

 <なりやすい人>

60~70歳代の人、過去に靭帯損傷や半月板損傷、骨折など、ひざのケガをしている人、O脚の人など

 

・半月板損傷

半月板は、運動や怪我などによってひざに強い衝撃がかかることで損傷します。ひざへの衝撃を吸収する半月板にヒビが入ってひざの周辺組織が炎症を起こし、痛みを感じるようになります。半月板はひざの内側と外側にそれぞれあり、内側の半月板を損傷するとひざの内側に痛みが出ることがあります。

<なりやすい人>

バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツをしている人、サッカーなど、急な切り返しの動作が多いスポーツをしている人など

 

・鵞足(がそく)炎

「鵞足」は脛骨というスネの骨の内側に位置し、ひざの曲げ伸ばしに関係する複数の筋肉がついている部位で、この部位で起こる炎症が鵞足炎です。運動前のストレッチを怠ることや過度なランニングなどによってひざに負担がかかることで発症します。

 <なりやすい人>

トラック競技などの走るスポーツをしている人、運動前のストレッチを怠る人など

症状② ひざの外側が痛い

ひざの外側にある靭帯などが原因で痛みが出る場合があります。またX脚の方は、ひざの外側に負担がかかりやすく、痛みが出る場合があります。

 

■原因として考えられる病気

・腸脛靭帯炎(ランナー膝)

ひざへの負荷が繰り返されることによって、ひざの外側にある腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が骨に擦れて痛みが出ます。スポーツ(マラソン、水泳、バスケット、バレーなど)や、長距離を歩いたり重量物を運搬する仕事など、ひざへ繰り返し負荷がかかるに動作が多い方に起こる可能性があります。

 <なりやすい人>

トラック競技などの走るスポーツをしている人、重量物を運搬する仕事をしている人など

 

・変形性膝関節症

X脚で外側型の変形性膝関節症を呈すると、ひざの外側に痛みを感じることがあります。しかし、日本人の場合は内側型の変形性膝関節症がほとんどで、外側型は少数と言われています。

 <なりやすい人>

60~70歳代の人、過去に靭帯損傷や半月板損傷、骨折など、ひざのケガをしている人、X脚の人など

 

症状③ ひざの裏が痛い

ひざ裏の痛みの原因のほとんどは骨や関節、靱帯が何らかの原因で損傷、または炎症を起こしたことによるものと考えられます。

 

■原因として考えられる病気

・半月板損傷

半月板の損傷箇所が後方(ひざ裏)の場合は、ひざの裏に痛みが出ます。

 <なりやすい人>

運動でひざに強い衝撃がかかることがある人(ジャンプの着地や急な切り返しの動きなど)

 

・ベーカー嚢腫

ひざの裏にある関節液(滑液)を含んだ滑液包が炎症を起こし、膨らむ疾患です。過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり、圧迫感や痛み、腫れなどが生じます。悪性の腫瘤ではありません。

 <なりやすい人>

関節リウマチの持病がある人、変形性関節症の持病がある人、運動などでひざを酷使する人など

症状④ ひざの皿の下が痛い

ひざの皿の下の痛みは、スポーツでひざに負担がかかりすぎた場合に起こることがあります。

 

■原因として考えられる病気

・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

ひざへの負荷が繰り返されることによって、ひざのお皿(膝蓋骨)とすねの骨(脛骨)の間にある膝蓋腱(しつがいけん)が炎症を起こし痛みが出ます。ジャンプなどのひざに負担がかかる動作によって発症することから、「ジャンパー膝」とも呼ばれています。

 <なりやすい人>

バレーボールやバスケットボール、走り高跳びなど、ジャンプ動作を繰り返すスポーツをしている人、サッカーなど切り返し動作を繰り返すスポーツをしている人、トラック競技など、走る動作が多いスポーツをしている人など

症状⑤ ひざを曲げ伸ばしすると痛い

ひざの曲げ伸ばしで痛みを感じる場合は、骨や関節以外に免疫や血液などの異常が原因のことがあります。

 

■原因として考えられる病気

・関節リウマチ

免疫の異常によって関節で炎症が起き、腫れや激しい痛みが生じる疾患です。症状が進行すると軟骨や骨が破壊され、関節が変形してしまいます。関節を曲げ伸ばしして動かすと、痛みが強くなります。

 <なる可能性がある人>

30~50歳代の女性に多く発症すると言われていますが、明確な原因はまだわかっていません(家系内で遺伝する場合もあります)

 

・骨腫瘍

骨に生じる腫瘍で、ひざを動かすときに痛みが生じます。良性腫瘍と悪性腫瘍があり、大半の場合は良性です。悪性の場合は転移する恐れがあるため、早急な治療が必要になります。

 <なる可能性がある人>

家系内で遺伝する場合がありますが、明確な原因はまだわかっていません

 

・痛風

体内で尿酸が過剰になることで関節にたまって結晶化し、炎症を引き起こす疾患です。プリン体が多く含まれるビールなどのアルコール飲料の摂り過ぎが、原因としてよく知られています。

 <なりやすい人>

アルコールをよく飲む人、肥満の人など

・変形性膝関節症

・半月板損傷

痛みが続く場合は、まず病院で検査を

ここまでひざの痛みの症状別に、原因と考えられる病気について解説してきました。しかし、実際に診察してみないことには痛みの原因は特定できません。運動のし過ぎなどでひざが一次的に痛んでいる場合は、安静にすることで痛みが改善することもありますが、疾患によっては痛みを放置することで症状が進行・悪化してしまうこともあるので、注意が必要です。ひざの痛みが1カ月以上続く場合や、痛みがだんだん強くなってきている場合は、一度クリニックを受診し、ひざの検査・診断を受けていただくことをお勧めします。

(出典;幻冬舎 GOLD ONLINE 東京膝関節症クリニック院長 古屋智之監修)

当院では、病医院での診断名やお困りの症状をお伺いし、症状に応じて鍼、リラクゼーションやストレッチ等で膝の治療をしております。 長引く膝の痛みでお困りの方はお気軽にご相談下さい。

#膝#静岡市#鍼#整骨院#整体

頭痛の種類と原因

2022.09.20 | Category: 頭痛

 頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛といったさまざまな種類があります。急を要するものから様子をみてよいものなど原因により対処も異なってきますので自己判断せずにまずはご自分の頭痛のタイプを知っていただけたらと思います。

 

<頭痛の種類と部位>

 

 

最も多い緊張型頭痛

日本に約2000万人いると推計されている「緊張型頭痛」は、側頭筋や後頚筋群、僧帽筋などの頭から首、背中にかけての筋肉のコリや張りによって、痛みを感じる神経が刺激されることで痛みが起こると考えられています。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は生活習慣が原因

緊張型頭痛の原因の多くは、生活習慣が関係しています。デスクワークや車の運転などでうつむいた姿勢をとっているときが要注意です。長時間同じ姿勢でいることから、夕方や仕事の終わりごろに頭痛が起こりがちです。また、持続時間には個人差があり、30分程度で収まることもあれば、1週間程度続くこともあります。

緊張型頭痛は生活習慣で起こる

長時間の同一姿勢、悪い姿勢、不適切な枕、運動不足など、生活習慣を見直して、頭から首、背中にかけての筋肉に負担をかけないケアを心がけましょう。

生活習慣を改めても頭痛がやわらがない場合は、精神的ストレスが関係している可能性があります。精神的ストレスが加わると、脳など中枢神経の痛みの感じ方が過敏になることで緊張型頭痛が長引くと考えられています。

緊張型頭痛の治療法

緊張型頭痛の改善は、生活習慣の見直しが基本です。
それでも症状が十分に改善しない場合は、内科やかかりつけ医を受診しましょう。
強い精神的ストレスが原因として疑われる場合は、頭痛外来や神経内科、心療内科など、専門医がいる医療機関を受診してください。

緊張型頭痛が改善しない場合

痛みが強いときは、非ステロイド性消炎鎮痛薬などののみ薬で対処しますが、1週間に3日以上使わないように注意します。

 

頭がズキズキと強く痛む片頭痛

片頭痛は、脈を打つようにズキンズキンと痛み、動くと悪化するのが特徴です。頭の左右どちらかの片側が痛む人が約6割、両側が痛む人が約4割とされています。強い吐き気を覚え、おう吐をしてしまうなど、日常生活に影響が出ます。

日本で片頭痛がある人は、約840万人と推計され、女性に多くみられます。片頭痛の持続時間は4~72時間とさまざまで、個人やその人の状況によって異なります。

片頭痛の原因と主な引き金

片頭痛が起きる原因のひとつが「脳の視床下部」

片頭痛の原因は脳の視床下部が関係していると考えられています。
視床下部は、ホルモンや体温の調整、心臓の機能維持などの重要な働きをしています。この視床下部で脳の電位・脳内物質などの何らかの変化が起こると、顔の皮膚の感覚を伝える三叉(さんさ)神経に炎症が起こったり、脳内の血管が拡張して三叉神経を刺激したりして、痛みが起きます。

片頭痛の主な誘因には、次のようなものがあります。

  • 月経・排卵
  • 出産後・更年期
  • 寝不足・寝過ぎ
  • 空腹
  • ストレス・ストレスからの解放
  • まぶしい光・強いにおい
  • 人混み・騒音
  • 天候の変化
  • 温度の変化・高い湿度
  • アルコール

片頭痛の症状をやわらげたいときは、まず痛む部位を冷たいタオルなどで冷やしましょう。
そして、静かな暗い場所で安静にし、少しでも睡眠をとると症状が落ち着きます。

片頭痛の治療

片頭痛の治療
片頭痛の治療

片頭痛の治療の中心は薬物療法です。
治療薬のトリプタンには、三叉神経の周囲の炎症を抑える作用と、脳の血管を収縮させる作用があります。そのため、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞などがある人は、病気が悪化する危険があるので、使用することができません。また、重い高血圧や重い肝臓病などのある人も使用を控えます。

 

目の奥が激しく痛む群発頭痛

群発頭痛は、20~40歳代や男性に多いのが特徴です。なお、激しい頭痛はくも膜下出血や脳隨炎、脳腫瘍などの重大な病気が疑われる場合があるため、注意が必要です。群発頭痛の特徴や予防法、治療・対処法をご紹介します。

群発頭痛とは?症状と原因

群発頭痛とは

群発頭痛とは頭の片側だけに目の奥の辺りの激痛が起こるほか、目の充血、涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴う頭痛です。20~40歳代に多く、とりわけ男性に多いことも特徴の一つです。症状は1~2か月間ほど毎日のように起こり、この期間を群発期と呼びます。

群発頭痛は視床下部が関係して起こる
副交感神経が興奮すると鼻水・目の充血などの症状が出る

群発頭痛は、脳の視床下部という場所が関係して起こると考えられています。何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉神経という神経が痛みを感じます。そのために、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こります。
また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こります。三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに起こります。

群発頭痛の症状

群発頭痛の特徴

群発頭痛が起こると痛みだけが理由ではなく、興奮した状態になって動き回ったり、気分が落ち着かなくなったりします。群発頭痛の症状は1~2時間ほど続き、夜から明け方に起こることが多いとされています。
特に、眠ってから2時間ほどで起こることが多くみられます。また、毎日ほぼ同じ時間帯に起こるのが特徴です。群発頭痛は、1回の群発期で治まる場合もありますが、典型的なケースでは10年以上にわたり、半年~2年おきに群発期を繰り返します。

群発頭痛が疑われる場合は、神経内科や脳神経外科を受診してください。群発頭痛に典型的でない症状があるときは、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な脳の病気が原因で激しい頭痛が起こっている可能性もあるので、注意が必要です。

 

薬の使い過ぎによる頭痛

薬の頻繁な利用が頭痛につながることがあります。薬の使い過ぎによる頭痛のセルフチェックや予防、対処法など正しい薬の使い方について紹介します。

薬の使い過ぎによる頭痛セルフチェック

薬の使いすぎによる頭痛のチェック
原因となる薬
  1. もともと片頭痛や緊張型頭痛などの頭痛がある
  2. 1か月に15日以上の頭痛がある
  3. 痛み止めの薬や片頭痛の治療薬であるトリプタンを1か月に10日以上のむ状態が3か月を超えて続いている

これらのチェックに当てはまる場合は、薬の使い過ぎによる頭痛と診断されます。
原因となる薬は頭痛薬だけでなく、月経痛や腰痛など、他の痛みをやわらげる痛み止めでも起こります。また、そうした薬を使用する日数が多いほど起こりやすくなります。

この頭痛が疑われる場合は自分で悪循環を断ち切ることが難しいので、頭痛外来や神経内科など、専門医を受診してください。

 

熱い時期は熱中症による頭痛の可能性も

体の中に熱がため込まれてしまうために起こる熱中症

熱中症の重症度

その重症度は大きく三段階に分かれます。まずめまい、立ちくらみ、足の筋肉がつる、お腹の筋肉のけいれんなどが起こります。症状が進むと、頭痛、おう吐、ぐったりした感じになります。さらに重症化すると、意識障害、全身のけいれん、全身が熱くなる高体温などが起こり、ときに死につながることもあるので注意が必要です。

熱中症の対処

頭痛、おう吐、ぐったりした感じがする場合は水分、塩分補給に加え、衣服をゆるめてください。そして脇の下や両側の首筋、足の付け根にある太い血管を冷やし、その後必ず病院を受診しましょう。

暑い時期に頭痛の症状がある場合は、熱中症の可能性も考えましょう。

 

病気が原因で起こる頭痛

激しい頭痛が突然起こる、くも膜下出血

くも膜下出血は脳卒中の1つのタイプで、ほかに脳梗塞脳出血などがあります。
くも膜下出血になると、バットで殴られたような激しい頭痛に突然襲われ、吐き気や嘔吐を伴う場合もあります。患者さんの3分の1が亡くなり、3分の1に重い後遺症が残り、社会復帰できるのは3分の1といわれています。
くも膜下出血を発症する数日前に、突然頭痛が起こる場合があります。これは、警告頭痛といわれる前兆で、患者さんの2-3割が経験します。脳動脈瘤からごく少量の出血が起こったと考えられ、頭痛はそれほど強くはありません。

脳腫瘍

脳腫瘍は、頭蓋骨の中にできるすべての腫瘍を指し、タイプによって症状や治療法が異なります。主な症状には、「起床時の頭痛」「吐き気がないのに突然起こるおう吐」「片側だけに起こるしびれや運動まひ」などがあり、ほかにも発生する部位によって特有の症状が現れます。

 

コロナ禍で増えた頭痛

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腰痛の原因と治療

2022.09.09 | Category: 腰痛

腰痛の原因

日本整形外科学会の調査によると、日本で腰痛の人は約3000万人いると推計されています。
一口に腰痛といっても、その原因はさまざまあります。腰痛を原因別に分類すると、腰部脊柱管狭窄(さく)や椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害によるもの、内臓の病気、重い脊椎の病気、などがあります。しかし原因を特定できる腰痛は全体の約15%です。残りの約85%は原因を特定しにくい非特異的腰痛で、一般に腰痛症や坐骨神経痛などと診断されます。

腰痛の分類

原因を特定できる腰痛のうち、腰痛全体の約10%を占めるのが、腰部脊柱管狭窄椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害により起こるものです。

また全体の約2%は、内臓の病気による腰痛だと考えられます。内臓からの神経の多くが腰に伸びているため、慢性すい炎腎う腎炎尿路結石、慢性の十二指腸潰瘍、子宮内膜症などで腰痛が起こることがあります。

腰痛を起こす重い脊椎の病気には、化膿(のう)性脊椎炎、がんの骨への転移、背骨の圧迫骨折などがあり、腰痛全体の約1%の患者さんがいると考えられています。

腰痛全体の85%を占める非特異的腰痛の多くは、腰の椎間関節や筋肉などに原因があるといわれていますが、原因を特定するには、腰のある箇所の神経をまひさせて痛みが取れるかどうかを確認する検査を何か所も行う必要があるため、原因の特定までは行わず、痛みをとる治療が優先されます。

腰痛の危険度チェック

多くの腰痛は、急いで受診する必要のないものですが、なかには放置すると危険な腰痛もあるので、下記にあるチェック表で腰痛の危険度を調べてみましょう。

腰痛の危険度チェック

腰痛 危険度チェック
(1)じっとしていても痛む
(2)背中が曲がってきた
(3)お尻や脚が痛む・しびれる
(4)脚のしびれにより長く歩けない
(5)体を動かしたときだけ 腰だけ痛む

「腰痛 危険度チェック」表の(1)~(5)のうち、(1)の「じっとしていても痛む」に当てはまる場合、重い脊椎の病気や内臓の病気の可能性が考えられるため、危険度は大です。

(2)の「背中が曲がってきた」に当てはまる場合、骨粗しょう症によって背骨がつぶれる圧迫骨折が起きている可能性があります。骨粗しょう症は、骨の中がスカスカになる病気で、閉経後の女性に多く起こります。50歳過ぎから背中が曲がってきたら要注意です。

(3)の「お尻や脚が痛む、あるいはしびれる」、(4)の「脚のしびれにより長く歩けない」いずれか1つでも当てはまる場合、腰部脊柱管狭窄椎間板ヘルニアなど、腰の神経の障害が原因で症状が起こっている可能性があります。これらの病気は進行することがあるため要注意です。

(1)~(4)の項目に1つでも当てはまる場合は、一度医療機関を受診することがすすめられます。
(5)の「体を動かしたときだけ腰だけ痛む」のみ当てはまる場合、腰の椎間関節や筋肉などが原因の腰痛である可能性が高く、その場合、当面の危険はありません。ほとんどの腰痛は1か月以内に痛みがなくなる心配のないものです。ただし、症状が悪化した場合や、3か月以上症状が続く慢性腰痛の場合は、整形外科を受診することがすすめられます。

 

画像診断できる腰痛、できない腰痛

医療機関を受診して行う、エックス線やMRIなどの「画像検査」。腰痛は「画像で診断できる腰痛」と「画像で診断できない腰痛」に大きく分けることができ、画像検査によって原因を特定できることがあります。

画像診断できる腰痛のタイプ

画像で診断できるタイプには、「がん」「化膿性脊椎炎」「椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄」「圧迫骨折」「終板の障害」などがあります。

画像で診断できない腰痛まとめ(関節、筋肉、ストレスなど)

画像診断ができないタイプには、「椎間関節」「仙腸関節」「筋肉」が原因の腰痛、「心理的要因」による腰痛などがあります。

危険ではない腰痛の対処法

病院に行くほどではない腰痛の場合は、次のような対策をとると効果が期待できます。

●適度な運動を行う
ウォーキングのような適度な有酸素運動を毎日行うと、脳の血流がアップし、脳の中で痛みを抑える物質が増えてきます。

●できる範囲で通常の生活を続ける
普段どおり仕事や家事をして、できる範囲でいつもどおりの生活を続けます。

●ストレス対策を行う
自分が楽しいと感じることを行うと、脳の血流がよくなって痛みを抑える物質が増え、痛みを抑えることができます。たとえば好きな音楽を聴いたり、好きな映画を観たり、アロマオイルなど好きな香りを楽しんだり、生活の中にリラックスできる時間をつくることがおすすめです。

<出典:NHK健康ch>

 

原因を特定できない非特異的な腰痛でも、脊柱周囲の筋肉などの軟部組織が原因の場合には筋膜リリースやストレッチによりかなり症状が軽減する場合がございます。

最近では、筋肉が過度な緊張状態となっており痛みを更に悪化させているケースでご来院される方が増えております。

様子をみてもなかなか改善しない腰痛や、病院で治療をうけているが経過がおもわしくないなどでお困りの方はお気軽にご相談下さい。

 

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