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鎮痛薬(鎮痛剤)と頭痛

2023.02.01 | Category: 頭痛

肩こりや、気圧の変化などが原因で頭痛を併発してご来院される方が多くみうけられます。
頭痛が主訴の場合には、まずは専門医の診察を受け、病的なものが原因であるかどうか確認する必要があります。
医師に異常なしと言われた場合には、ご自身の頭痛のタイプにあった治療を受けて頭痛の軽減を試みて頂けたらと思います。
患者様に、頭痛時の対処をお伺いすると、市販の鎮痛薬を服用している方がほとんどです。
但し、頻繁の服用は逆に慢性頭痛の原因になるといわれておりますので下記を参考にしていただけたらと思います。

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)とは?

鎮痛薬に頼りすぎると頭痛が慢性化する

月に1~2回の頭痛ならわざわざ病院へ行かなくても市販の鎮痛薬や処方された鎮痛剤を飲めばよい、というのが日本において一般的な認識かもしれません。しかし、頭痛がひんぱんに起きる人が、そのつど鎮痛薬を連用していると、それによって頭痛を慢性化させてしまう恐れがあります。

1日4時間以上の頭痛が月に15日以上(1年に180日以上)出現するものを「慢性連日性頭痛」といいます。

朝起きてから夜寝るまで頭が痛いという状態が1カ月も2カ月も続くので、患者さんにしてみればこれほどの苦しみはありません。このような場合は、「慢性の片頭痛」「慢性の緊張型頭痛」「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の3つの可能性が考えられます。

診断に当たっては、「市販の鎮痛薬を1カ月に15日以上(薬にカフェインが含まれている場合は10日以上)飲んでいないかどうか」をチェックします。もしこれに当てはまれば、それは薬によって起きている「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の疑いがあります。

 

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)の原因は?

月に10日以上鎮痛薬を飲み続けている人は要注意!

「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」とは、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs=Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)などの鎮痛薬、トリプタン、複合鎮痛薬(鎮痛薬とカフェインの合剤など)、エルゴタミン製剤などの薬を常用することで起きてくる頭痛です。

頭痛持ちの人は、またいつ頭痛発作が起きるかわからないという不安があるため、痛いときはもちろんのこと、頭が痛くなくても予防的に薬を飲んでしまいがちです。「今日は大事な会議があるから、前もって薬を飲んでおこう」とか、「今日は友だちとコンサートに行くので、頭が痛くなったら困るから薬を飲んでおこう」などという具合に薬への依存がエスカレートしていく傾向があります。すると薬の量が増え、効き目が持続する時間も短くなり、やがては、痛みの水面下で脳の過敏状態が増大し毎日のごとく痛みを敏感に感じとってしまうケースがあります。これが「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」です。

「毎日、朝昼晩、市販の鎮痛薬を買って飲んでいるけれど、全く痛みがとれない。もしかしたら脳腫瘍ではないか」と不安になって頭痛外来を訪れる人も少なくありませんが、それは「頭痛が起きたら鎮痛薬」ということを長年続けてきて、正しい治療を行ってこなかったからという場合がほとんどです。
「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の診断基準は、月に15日以上鎮痛薬を飲んでいる場合となっていますが、実際には月に10日以上飲んでいる人は要注意と思ったほうがよいでしょう。特に無水カフェインを含んだ鎮痛薬は依存性を招きやすいので気をつけたいものです。

(ロキソニン なるほど!痛みの話より引用 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/understand/headache/type04.html)