ストレートネック・猫背
「頭痛」や「肩こり」を訴えてご来院される方の中には、「猫背」や「巻き肩」の方が少なくありません。
「ストレートネック」「猫背」「巻き肩」等は無症状であれば問題ありませんが、「頭痛」「頚部痛」「肩こり」「首こり」が自覚症状となってあらわれている場合には対処療法だけでは繰り返しの痛みの原因となりますので、一度ご自身の姿勢を確認することをおすすめします。
ドクターマップの記事を紹介しますのでご参考にして下さい。
猫背の原因とは?
猫背の原因は姿勢だけではない
猫背に関する記述を見てみると、猫背になる原因のほとんどは「姿勢」にあると記載されています。
常に前かがみで姿勢の悪い人や、長時間パソコンに向かって仕事をする人、あるいはクーラーの効きすぎた部屋にいる人や精神的ストレスを感じ続けている人などは体が緊張してしまい、猫背になりやすいのです。
人間の頭は、首の骨である「頸椎(けいつい)」が支えています。
そこから、胸や腰の骨である「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」へと骨が重なっており、これを総称して「背骨」と呼んでいるのです。
猫背の問題は、この背骨が通常の位置よりも前方で固定されて、頭部が前に出てしまうこと。
本来、背骨はS字のように湾曲した状態で、頭部の重みをクッションのように分散して支えています。
しかし、猫背になり頭部が前方に出てしまうと、まっすぐに背骨で支えるはずの頭が前方にずれてしまうので、首から肩にかけての筋肉で頭を支えることに。
結果として筋肉が緊張して、肩こりの原因にもなってしまうのです。
また、筋力があるうちは頭部を筋肉で支えることができるのですが、加齢などによって筋力が低下してしまうと、頭を支える筋力が維持できなくなり、前屈状態になることもあります。
高齢者の場合は猫背という言葉よりも、円背(えんばい)や亀背(きはい)などの用語が使われますが、ひどくなると腰から首までの間で体が90度曲がってしまうこともあるのです。
注意したいのは、猫背の原因が姿勢だけにあるわけではないという点。
高齢者に起こりがちなのは、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を原因とした背骨の圧迫骨折や、骨の摩耗・変形などが原因でなる円背(猫背)です。
この場合は、背中が曲がってしまった根本的な原因を治療することになるかもしれないので、早期に整形外科の病院を受診する必要があります。
猫背の種類(首猫背、一般型、骨盤前傾型、骨盤後傾型)
猫背とは背中が内側に曲がった状態を指しますが、首から腰にかけてのどの部分が湾曲しているかによって、いくつかの種類に分けられます。
ストレートネック(首猫背)
ストレートネック(首猫背)の症状
最近よく話題に上がる猫背で、デスクワークの人やスマートフォンなどを長時間使用する人に起こりがちなのが、「ストレートネック(首猫背)」と呼ばれる症状です。
本来湾曲してクッションの役割を担う頸椎が猫背によって前方にまっすぐ伸びてしまい、背中の筋肉で引っ張り上げるような姿勢になってしまいます。
ストレートネック(首猫背)の原因
一般的な猫背は、背骨の中央部分から曲がって頭が前方に出てしまっている姿勢です。
背中の筋力の低下によって、姿勢が保てない人に多く見られます。
猫背は、「背骨の上部辺りが湾曲するもの」というイメージを持っている人が多いですよね。
しかし、実は猫背のなかには、骨盤が原因のものもあります。
骨盤が原因の猫背
骨盤が原因の猫背には、「骨盤前傾型」と「骨盤後傾型」があります。
骨盤前傾型の猫背
骨盤の前傾が原因の猫背は、腰椎部分が前に傾くことで腰椎が反ってしまい、バランスを取るために背骨が曲がり、頭が前に出てしまうのです。
骨盤後傾型の猫背
また、骨盤が後傾することでもバランスが悪くなってしまうので、これも猫背になって頭が前方に出ます。
椅子の座り方が悪い人は、骨盤が後傾していることが多いもの。
最近では、この「骨盤後傾型猫背」が増加していると言われています。
(ドクターマップより引用 https://www.doctor-map.info/moe/487/)
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